10日、祇園祭の鉾たてが始まり一気にまつり気分が盛り上がってくる。古くは祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)と呼ばれ、疫病が流行したとき時の国の数にちなんで神泉苑に六十六本の矛(ほこ)をたて、神輿を送って祇園の神に災難の除去を祈ったと伝えられている。


八坂神社の神輿三基が蔵から出て一基が四条通を練り歩く神輿洗いの日でもある。


早朝、鴨川の水を汲み上げ、この水で夜、神輿を清めるのが「神輿洗い」である。


その神輿を迎えるため、提灯行列が八坂神社~市役所へと歩く「お迎え提灯」の行列がある。


お迎え提灯の行列と奉納の踊りは、1952年(昭和27)から復活したもので「祇園萬燈會主催」ある。
先頭は祇園ばやしの音色を響かせて通る、いかにも重そうな鎧姿の武者の男児や白化粧に色鮮やかな二色の浴衣、頭に飾りをつけた小町踊りと続いた。


馬上4騎のお稚児さんもお披露目となった。
まさに子供が主役の祭となる提灯行列である。小町踊りや鷺舞、祇園踊りなどに加え今年は長刀鉾町から囃子・鉦と太鼓で行列に加わり、京都市役所へと行列は歩いた。つづく・・・
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