25日、下京・市比売神社(いちひめじんじゃ)で厄年の女性の無事を願う「女人厄除まつり」が営まれた。

和装業界の振興と女性の幸福を祈り、1988(昭和63)年より服飾研究家の市田ひろみさんが祭主となって復活したという。

この日は本厄や後厄など四人の着物姿の女性たちが願い事を記した矢羽根を神前に奉納し、同神社の宮司から本殿で女人厄除祈祷を受けた。

同神社の祭神は女性の守り神として厄年にあたる「福女性(ふくおんな)」四人に厄除けを授けた。

平安時代に盛んになったという女人厄除まつりは、「源氏物語」にも記されていたが途絶えた。


本殿での神事が終わると、いけばな京楓流、小嶋京楓家元さんによる舞いや厄除け花の奉納が社務所であった。

その後12:30頃、同神社の神職や雅楽の巫女さんたちと五条大橋まで行列だった。


近くの五条大橋に移り、橋の上から『福は内、福は内』と声を上げながら鴨川へ豆をまいて邪気を祓った。

五条大橋では「厄除福豆」をまき、四人はそれぞれの思いを胸にその年の厄除けを願った。

市比売神社の女人厄除まつり(11:00)には大勢の福女性(ふくおんな)が参拝し、矢羽根に記入していて今年で28回目となる。

この市比売神社の「女人厄除まつり」はマイナーであるが4報道関係きていて、アットホーム的な感じがよかった。

また厄除け花の奉納の後には、美味しいぜんざいの「歳祝い膳」が参列者に振舞われご馳走になった。(1/25撮影)
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