昨日(7日)、祇園界隈の花街で新年を祝う恒例の始業式が行われた。
正装の黒紋付き姿と正月用の稲穂のかんざしを挿した芸舞妓さんたちが祇園甲部歌舞練場にのぞみ、技芸向上の精進を誓った。
一層寒さも厳しくなった正月7日、東山区の祇園甲部歌舞練場で、芸妓さんや舞妓さんが今年一年の芸事のさらなる向上を誓うための仕事始めに当たる『始業式』で祇園甲部や祇園東、先斗町、宮川町であった。
黒紋付き振り袖姿の舞妓さんは稲穂のかんざしを右に、芸姑さんは左にさして黒髪を飾った。
正装姿の約110人の舞妓さんや芸妓さんが「祇園甲部歌舞練場」に集合して「おめでとうさんどす、ことしもよろしゅうおたのもうします」と新年のあいさつを交し、ご神酒が振舞われた。
午後1時20分ごろ、歌舞練場前は始業式を終えた芸妓さんや舞妓さんたちが一斉に出て華やかな雰囲気になった。
始業式を終えた芸舞妓さんは、その後、日頃お世話になっているお茶屋さんなどにあいさつ廻りをされる。
芸舞妓さんを取り囲み身動き出来ないほどの混雑で花見小路は人の波・・・ 各ご贔屓のお茶屋や置屋などにもあいさつ廻りをされるが、暖簾は信用と格式を表し家紋が用いられている。
艶やかな芸舞妓さんの姿を取り巻く様に、大勢の写真愛好家らが集まり写真に納めようとシャターを切り熱気に包まれた。
その後、芸舞妓さんがお茶屋や置屋などに「おかあさん、おめでとうさんどす。ことしもよろしゅうおたのもうします」と新年のあいさつを交わす、それを取り巻く様にたくさんのカメラマンがシャターを切った。
黒紋付き姿の芸妓さんや舞妓さんが「おめでとうさんどす」と技芸の師匠らと新年のあいさつを交わすたびに、髪に飾った稲穂が揺れ、艶やかな空気が漂う姿は晴れやかで凛とした風格でもある。
朝10時ごろ一力茶屋前は写真家で一杯のため歌舞練場に行ったが、エリア以外は立ち入り禁止の貼紙がしてあった!
歌舞練場前は写真愛好家等がマナーが良くなく、昨年とは違っていた!元々私有地で、貼紙がされていたがとうとうここまで来たかと呟き、それでも始業式が終わる時を待った。。
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