京都府立植物園は、東は比叡山、西は鴨川の清流、北は北山連峰を背景とした景勝地にあって日本最初の代表的な公立植物園である。

約24万㎡の広大な総面積には収集栽培植物約1万2000種もあり、梅・桜、バラ園、日本の森植物生態園などがあり府民は四季折々、花を愛でて楽しんでいる。

師走に入ると街中のクリスマスムードが高まってイルミネーションでデコレートされた金銀の木々が眩しく光を感じている。

植物園の北山門広場の高さ約20mのトウカエデの木も白い電飾が施され、幹や枝の形が暗闇の中に浮かび上がり、照明の色が変る噴水が彩を添えた。

園内には大きなクリスマスツリーや世界遺産を模した富士山?などトナカイの馬車やトナカイなどの姿が見られキラキラ輝き光るファンタジーに感激、彩られたイルミネーションに訪れたカップルや家族連れらは笑顔を魅せていた。

園路には約10万球のLEDなどのイルミネーションで飾られ、照明を抑えた観覧温室内では「ポインセチア展」も開かれている。昼間とは違った趣で、幻想的な雰囲気の中で鮮やかな赤のボインセチアがクリスマスムードを高めていた。

植物園会館での京都ノートルダム女子大学によるハンドベルミニコンサートが行われ、「ホワイトクリスマス」や「聖しこの夜」など計8曲を集まった人々に披露した。

冬の府立植物園クリスマス・イルミネーションは幻想的なムードに包まれた。入園は午後5時30分から8時、24日までである。
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