下京区の上徳寺で8日、恒例の世継地蔵尊大祭(よつぎじぞうたいさい)が執り行なわれ、全国から後継ぎや安産・子孫繁栄など、幸福を祈願する参詣者が訪れ賑わいを見せた。

上徳寺は徳川家康公の側室、阿茶局(上徳院)と息女の菩提を弔うために建立したという。

江戸初期のころ、世継に恵ぐまれず一心に念じたところ地蔵さんの夢を受け、やがて子を授かり家運長久したことから「世継地蔵尊」と呼ばれるようになった。

お堂の周囲には「健康な赤ちゃんが授かりますように」「元気な子が生まれました」などと書かれた絵馬の『よだれ掛け』がびっしりと掛かっていた。

午後2時からは山伏たちが本堂前で柴燈護摩供養が行われた。

高さ約2mの石像で「京のよつぎさん」とも呼ばれ、毎年2月の大祭には全国から参拝者が多く集った。

立春のあと迎える大祭で2月の功徳日は「一億劫日功徳日(いちおくこうじつくどくび)」祈祷してもらうと一億日分お参りしたご利益がある。

山伏たちによる東西南北を清める弓の儀式。

寺主と山伏による柴燈護摩供の点火した。

山門をとり巻く参拝者、柴燈護摩供養を拝み手を合わせた。

柴燈護摩供養が行われ、山伏たちが本堂前で護摩を焚いて祈祷した。

集まった参拝者は願いごとを護摩木に托して手を合わせた。

子授けと安産の御利益で知られる上徳寺の「世継地蔵」とお火焚祭。

今昔も子孫のない人に後継ぎを授け、子宝の祈願に来る人が後を絶たないという。

信者のボランティアで、多幸焼(たこ焼き)や酒粕汁。

今年からホットドッグを無料接待で美味しくいただいた。(2/8撮影)
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