祇園甲部では毎年1月13日は京舞・井上流五世家元の井上八千代さん宅に女将さんや芸舞妓さんたちが「初寄り」といって、お稽古始めのあいさつに伺った。

色鮮やかな和装姿も華やかに身を包み、髪飾りも艶やかに師匠宅へ新年のあいさつに訪れた。

師走13日の“事始め”で一年の締め括りをし、正月準備を始め、芸舞妓さんたちは田舎に帰った。

舞妓の小衿ちゃん、まめ春ちゃん、豆純ちゃん。

つる居の女将さんと芸妓の茉利佳さん、舞妓の美月ちゃんとあす佳ちゃん、紗月さんは・・・?

新年の“始業式”を終えて、一と月後、再び師匠宅へ顔を揃へた。

新井さんの舞妓の豆譽ちゃんと芸妓の豆六さん。

正装姿の“始業式”とはうって変わり、「初寄り」はそれぞれお気に入りの和装姿で挨拶した。

福嶋さんの芸妓の紫乃さん、舞妓の瑞乃ちゃん、お店出しを控える仕込みちゃん。

多麻さんの集団がやってきた!

続く小田本さん、佳つ笑ちゃん、佳つ春ちゃん、佳つ桃ちゃんは後方。

綺麗なカンザシの髪飾りも艶やかに、だらりの帯が揺れていた。

中支志さん?ニンベン?豆結ちゃん、仕込みちゃんもいた!


西村さんの芸妓さん、舞妓の朋子ちゃん。

西村さんの槙里子ちゃんと美羽子ちゃん、枡梅さんの舞妓の小花ちゃん。

一年の始まりを迎えるにあったて、井上邸に集まり「新年のあいさつ」と益々技芸の上達を励んで、ともにお雑煮で祝う、これを“初寄り”と呼んでいる。

祇園花街の“初寄り”は新春を感じさせる‘はんなり’とした着物姿が見られ、芸舞妓さんの伝統行事であった。(1/13撮影)
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