26日、祇園花街・甲部の置屋「中支志」さんで「市晴」ちゃんが舞妓さんから芸妓さんになるための「襟かえ」の儀式があった。

正午ごろ羽織着物姿の男衆さんと、今日の主役「市晴」さんは挨拶廻りのため姿を見せた。

市晴さんは別誂えの黒紋付に身を包み、扇子を持ち着物の裾をたくし上げ“襦袢”は金銀摺箔文様入りの正装であった。

着物の襟をこれまでの赤襟から白襟に変えることから『襟かえ』といわれるもので舞妓を卒業、芸妓(げいこ)になるお披露目である。

ニンベンに挨拶、舞妓ちゃんが「おめでとうさん」と声を掛けた。

白川巽橋の上を歩く男衆さんと市晴さん。

花見小路一力亭茶屋。

男衆さんが中支志さんの「市晴」さんの『襟かえのご挨拶にまいりました』という。

市晴さんは、女将さんに「おかあはん、どうぞよろうしゅうにおたのもうします」とあいさつの声が響いた。

置屋 枡梅さんのお庭と市晴さん。

市晴さん、うしろ姿も好かった!

市晴さん、「おめでとうさん」好くお似合いの鬘(かつら)であった。

花見小路通りの置屋 福嶋さん入る市晴さん。

芸妓の市晴さん、
口元や目尻の京紅がとても美しく、20歳そこそこと思えない艶っぽさがあった。

大勢の写真愛好家たちが熱気で溢れ超混雑であったが、市晴さんはカメラマンの人たちにポーズを撮っていた。

男衆さんの手引きで日頃お世話になっているお茶屋の女将さんやご贔屓筋さんにご挨拶して回る慣わしで、市晴さん、ご苦労さんでした。(10/26撮影)
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