28日、祇園甲部の置屋・西村さんで「お店だし」があり行ったが祗園東でも衿替えあり、正午ごろから、男衆さんの手引きで「美羽子」ちゃんが正装の黒紋付と扇子を持ち現われた。

舞妓さんデビューするのは美羽子ちゃん、満面笑顔であった。

西村さんはこの前(16日)にお店だしをして今日、大安吉日の日にお店出しをするのは美帆子さんの妹の「美羽子」ちゃんという。

男衆さんと共に美羽子ちゃんは隣りの一力亭にあいさつ向かった。

花見小路通りを会釈して・・・。

西村さんの美羽子ちゃんは、笑顔一杯だった。

格式の高いお茶屋・富美代さんで美羽子ちゃんは「おかぁ~さん、どうぞよろしゅ、おたのもうします」と丁寧に頭を下げた。

男衆さんと縄手通りを上って大和橋、そして白川巽橋、ポックリの音も軽やかに、ご贔屓筋に廻って挨拶をした。

四条花見小路の交差点は赤信号…カメラフアンのギャラリーたちシャッターを押した!

正装の黒紋付と扇子を持ち、美羽子ちゃんは「一力亭茶屋」に入った。

一力亭から廣島家であいさつした。

花街の知識、言葉、基礎的な舞を習得し、お師匠さんに認められて、やっと舞妓になれるという。

美羽子ちゃんの髪型は「われしのぶ」で、襟(えり)の色は赤紅、紅は下唇だけにさした。

正式に儀式することで『舞妓さんデビュー』は、芸舞妓の所属するプロダクションの様なものである。

置屋・西村さんの美羽子ちゃん、これから5、6年芸妓技芸の向上を誓ってあいさつした。

祗園甲部・西村さんの美羽子ちゃんのお店だしがあった。

花見小路は歩行者天国?の異人やカメラマンたちの一団で、嫌が上にも熱が上がって混雑になった。(5/28撮影)
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