中京区烏丸にある六角堂は、正式寺名は紫雲山 頂法寺だが、六角堂と呼んで “六角さん”の愛称で人々から親しまれている。

山門を潜って本堂にお参り、美しいソメイヨシノが出迎えてくれた。

美しい御幸桜は最初に白い花を咲かせ、次第にピンク色に色付いて行く、散り際が美しい枝垂れ桜である。

花山院前内大臣が、この桜を見て‘御幸桜’と命名した。

咲き始めは白色で、徐々に芯から桃色を帯び、散る間際は美しい色に変身するという。

ビルの谷間の六角堂、御幸桜の前に勢揃いした小さな羅漢さんたち。


親鸞上人は浄土真宗を開祖され、比叡山より当寺本堂に参籠され、再び山へお戻りされる姿という。

池は“太子が沐浴”されたと伝えられる跡もあり、「池坊」と呼ばれるようになったという。

六角堂は「洛陽三十三所巡礼」の一番目の札所であり、本尊は聖徳太子の護持仏と伝えられる『如意輪観音菩薩』全国各地から多くの信仰を集めている。(3/27撮影)
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