八朔は一般社会でも物を贈る習慣が定着し「お中元」の風習となった。江戸期には諸大名・旗本は白帷子(しろかたびら)を着て登城し、祝詞を述べたと伝えられる。また江戸吉原では紋日(もんび)とされ遊女は白小袖を着たという。

芸舞妓さんが日頃お世話になっているお茶屋さんや置屋さんへあいさつして廻る「八朔(はっさく)」の伝統行事が行なわれた。

花街 宮川町の八朔に行くと、淡い着物と帯が涼しげだった。

よし富美さんの芸妓さんと富美芳ちゃんと駒屋さんの芸妓さんのとし純さんと千賀すずちゃん。

高よしさんの女将さんと田ね文さん、春富さんの美恵雛さん。

普段お世話になっているお茶屋さんを訪ね廻り「おめでとうさんどす、相変わりませずおたの申します」と、にこやかに挨拶を交わした。

花傳さんの小梅ちゃんと小凜さん、君さ代ちゃん?君とよちゃん。

河よ志さんの舞妓ちゃんたち。

はんなりとした衣装で、薄化粧の八朔だった。

川久さんの芸妓さんの里春さんは舞妓の叶子ちゃんと叶幸ちゃんを従えて・・・。

利きみさんの君ひろさんと君とよちゃんは姉妹?、駒屋さんの舞妓・千賀明(ちがさや)ちゃん。

田実(たのみ)の節供ともいい、農家では豊作を祈って稲の穂出しや穂掛けを行う。

贔屓(ひいき)と感謝を願い、挨拶回りをする習わしがあり、花街では今もこの習わしが残っておるという。(8/1撮影)
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