20日、中門を入ると左手に、湧き上がる雲のような御室の桜が目に飛び込んでくる。御室桜の特徴は樹高が低く、根元より単弁の香の高い白花を咲かせているという。

開花はソメイヨシノより一週間から十日前後遅く、京都の春の終わりを飾っている。

品種は大半が「有明(ありあけ)」で、他には「車返し」、欝金(うこん)など十数種類の里桜があり、境内に二百余株植えられている。

有明桜の向うに見える五重塔。

桜とタンポポ。

五重塔と紅しだれ桜とツツジ。

八重咲の「楊貴妃」と美しく咲く「関山(かんざん)」。

有明は白色で香があるという、大沢桜は、花弁は約10枚で、淡い紅紫色、縁に細かいギザギザがある。

白い花で派手ではないが「うわみずサクラ」と言う。

緑の桜、御衣黄桜(ぎょいこうざくら)。

その起源は古く、平安時代にまでも遡って、現在のものは江戸時代初期に植えられたもので、大正13年に名勝に指定されていいるという。(4/20撮影)
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