水尾の里は今、秋の七草のひとつであるフジバカマ鑑賞会を1日~5日まで開催、4日に出掛けた。柚子の里で知られる水尾の里が、新たな魅力づくりとして、平成22年度から地域の方々と有志のボランティアの皆さんで年々畑を広げ「フジバカマ鑑賞会」として畑の一般開放を行っている。

町おこしの一環として、休耕田3枚を利用し、約2千株以上のフジバカマが栽培されてほぼ満開になっていた。

フジバカマが見ごろになると、ほのかな香りに誘われて、渡り蝶の「アサギマダラ」が飛来するが、このところ、台風の雨など気象条件が悪く、それに温度も高く、思ったほどアサギマダラは飛来してはいなかった。

昨年は、その数が『数千頭』だったがことしは4,50頭位であった。

アサギマダラは偏食で「ヒヨドリバナやフジバカマ、アザミ」など好んで吸蜜するが、蜜には毒性の強い‘アルカロイド’を含んでいる。

宙返りをしてフジバカマの密を吸っていた。

アサギマダラはアルカロイドを取りこむことで毒化し「敵」から身を守っているという。

アサギマダラちゃんも大忙しで蜜を吸っていた。


長距離を移動する「渡り蝶」、アサギマダラが飛来し自然豊かな水尾に幻想的な風景が広がっていた。

水尾の地域の方々が大切に育てられ、絶滅寸前の原種のフジバカマ、渡りをする蝶アサギマダラの乱舞した。

コスモスとヒョウモンチョウ。

水とマーキングがしてあるのは、水尾の略だという。

水尾の里はアサギマダラの桃源郷、
JR保津峡から北へ約4㌔ほと愛宕山の麓へと分け入ったところに日本の柚子栽培発祥の地ある。(10/4撮影)
<水尾 フジバカマ鑑賞会>
日時:平成28年10月1日(土)~5日(水) 午前8時30分~14時
場所:京都市右京区嵯峨水尾地区内フジバカマ畑
入園料:無料
交通: JR嵯峨野線 保津峡駅下車/水尾自治会バス乗車15分(徒歩約1時間)
※自治会バス:料金/大人250円/小人150円(定員23名)
なお保津峡駅8時05分発~13時頃発まで約40分間隔で運行
※13時以降は定時便(水尾発14:25,15:50,17:45)での運行。
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