2015年5月6日水曜日

千本ゑんま堂 大念仏狂言

4日、下鴨神社にいって斎王代の御禊の儀を観て、小雨も小康状態で千本ゑんま堂の大念仏狂言に行った。
出し物は「えんま庁」。
雨降る中、えんま堂の狂言に行った。通称、閻魔堂狂言は5月1日~4日まで行なわれて壬生狂言、嵯峨大念仏狂言と並んで京の三大狂言、今日が最終日である。
雷様とお医者さん。
最終日、昼の公演は生憎小雨になったが観客たちは既に並んで待っていた。
雨が激しくなったが熱演に見とれていた。
三番目、「芋汁」。平安時代末期、恵心僧都の門弟で引接寺の開山定覚上人が布教のために始めたといわれている。
三番目の狂言で酒酔いでうたた寝をする主人とおかみに悪者が忍び寄る、それを丁稚が捕まえる。
伯母の酒。
二人大名。市の無形民俗文化財に指定されており、壬生狂言や嵯峨大念仏狂言とは異なり、有声にて行われている。
二人大名、右内と左内、町人は有言の滑稽な仮面喜劇であった。
ラストは紅葉狩り。一人の念仏が万人の念仏に通じるという、融通念仏の中興者である円覺上人による大念仏狂言が伝えられている。
ゑんま堂狂言は、大念仏法会を始めたことが起こりと伝えられ、 現在千本えんま堂大念仏狂言保存会のよって演じられている。
境内に咲く普賢象桜(ふげんぞうさくら)が縁で足利義満が50石の知行米を与えたと伝わっている。
夜間は1・2日、3・4日は昼夜の計6回演じられている。小止みなく雨は降っていたが熱演で面白かった。 
<千本ゑんま堂 大念仏狂言>
期間:5月1日~4日
時間:5月1・2日19:00~21:00      
             3・4日13:00~17:00 18:00~21:00
料金:無料    
        ※2月3日(節分奉納狂言)19:30~
場所:京都市上京区閻魔前町
交通:市バス「千本鞍馬口」下車、南へ徒歩すぐ    
        市バス「乾隆校前」下車、北へ徒歩すぐ
問合先:千本えんま堂(引接寺)075-462-3332 

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