洛南の六孫王神社は、南区壬生通八条角にある神社で、清和源氏(せいわげんじ)の祖と仰がれる源経基は天皇の孫であることから「六孫王」と呼ばれた。嫡子で、神社を創建した源満仲(みつなか)が父の経基を祀った神社である。

境内はソメイヨシノが散ったあと、美しい紅しだれ桜が咲いていた。

だが神龍池にかかる太鼓橋を覆うように、左手に里桜の八重桜があったが残念ながら桜の木は無くなっていた!

目にも鮮やかな八重桜が2013年には美しく咲いていたのに・・・昨年は来れなかった。

境内中央の「神龍池」に架かっている石造りの“太鼓橋”は「恋のかけ橋」とよばれ、神のおつかいが「鯉」となることから縁結びのご利益で知られるようになった。

太鼓橋を渡ると、「神龍池」と呼ばれる瓢箪(ひょうたん)形の池も眺めることができる。

御衣黄桜は八重桜で花弁が淡い黄緑色であるため、天皇即位の衣装の色と同じであるところから名付けられた。

参道には淡い緑色の御衣黄桜と濃いピンク色の八重桜、淡い八重桜が満開のときを向かえていた。

京都駅から徒歩で15分くらいのところだが、訪れるのは通のカメラマニアの人しかいない穴場的存在で桜が咲く名所となっている。


毎年「六孫さん」の美しい桜花やフジやシャクナゲを観るのが楽しみである。(4/11撮影)
<六孫王神社の桜>
住所:京都市南区壬生通八条角
電話:075-691-0310
拝観:境内自由
交通:京都駅より徒歩13分
市バス16系統「六孫王神社前」バス停より直ぐ
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