11日、左京区一乗寺にある京都薬用植物園「秋の特別見学会」に行った。この薬用植物園はブログ仲間のU氏がいつも申し込みをされているもので年三回(初春・初夏・初秋)の特別公開しかなく感謝申し上げる。
今回は「秋の特別見学会(事前予約制)」として漢方処方園からスタート、そして温室、自由行動のハイキングコースが公開され 12,3人が一つのグループとなり係員からそれぞれ詳しく説明を聞いた。
今日は冬型の空模様であり風も寒かったが、置き傘を用意していて準備は整えているが自分は不自由なため断り、園内にいる2時間あまり天気は大丈夫であった。
最初は漢方処方園で温州みかんが目に入った。みかんには「有田」や「愛媛」などいろいろあるが、これらはどれも「温州みかん」のことを指す。
赤い実を付けている「サンシュユ」は春先は黄色い花を咲かせ庭木としても好んで用いられる。
中高年の疲労や下半身の冷え等、腰痛・排尿異常など「八味地黄丸」、筋肉の痙攣を抑える「芍薬甘草湯」が効果的と係員は話していた。
漢方薬「甘草(かんぞう)」は処方に7割も入っていると話していた。温室に入るとショクオオコンニャク(サトイモ科)は夜に花を咲かせ、その匂いは臭い。ミラクルフールツはアカテツ科の低木で、酸っぱいものを甘く感じさせる効果があり、糖尿病に好いとされている。(写真がピンボケで申し訳ない)
夜に甘い香を放つイランイランノキやお馴染のバニラもある。あまり見たことも無い「バンジロウ(フトモモ科)」熱帯アメリカ産である。温室は暖かくて良いが外は一段と冷えてくるが、キク科のコダチダリアが向かえてくれた。メキシコとグアテラマの高地に分布して原産国のメキシコでダリアは国花に指定されている。茎が木質化し高さが4~5mにもなるという。美しい花を咲かせていた。
鎮痛作用に効くゴツュユ(ミカン科)もあり、さていよいよの山登り、自由散策行動であった。この時期に何故かツツジ(モチツヅジ)が?ツワブキの黄色の花が至るところに咲いていた。
初夏、芳香の強い白色花を付け、和名は‘口無’ お正月の料理「栗きんとん」などの食品の着色に用いられる。和名「譲り葉」のユズリハは、新旧入れ替わる葉が目立ち、お正月の縁起物として飾られる。また係員に尋ねて教えて頂いたバラ科のフユワラビもあった!
真紅の「ニシキギ」とサトウカエデも紅葉で、山々の景色はほんのり赤や黄色に染まって来ていて一寸したハイキングコースで194mの頂上から20m下りて東屋から岩倉方面が見えた。南禅寺の紅葉につづく・・・(11/11写真撮影)
<京都薬用植物園>
住所:京都市左京区一乗寺竹ノ内町11
電話:075-781-6111
見学:事前=予約必要(春・夏・秋3回)
交通:地下鉄烏丸線松ヶ崎駅 市バス北8番一乗寺清水町下車徒歩15分
叡山電車 修学院駅下車徒歩15分
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