gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2012年10月31日水曜日
東山 八坂ぶらぶら
圓徳院の石蕗(つわぶき) の花を観るために東山安井で市バスを降車、八坂界隈を歩いていると色鮮やかな門の庚申堂が眼に入った。大黒山金剛寺庚申堂と号し、日本最初の庚申信仰霊場として信仰を集めてきた。
平安時代、すべての人々がお参りできるようにこの寺を建立したという。現在の本堂は江戸時代1679年(延宝6)の再建である。境内の至るところに奉納された「くくり猿吊り」が下がっている。単なる土産物ではなく、庚申尊の御分霊の入った『御守』でくくり猿は一つ一つ、真心をこめて手造りされている。体内には御本尊青面金剛の御札が納められ、魂が込められておるという。なお納庚申は12月25日でという。
「八坂の塔」は東山、花灯路のシンボルとも言われる。“法観禅寺”は建仁寺派の寺院で、通称「八坂の塔」と呼ばれ五重塔(重要文化財)は、高さ46mで九条通の東寺や奈良の興福寺に次ぐ三番目の高さをもち東山一帯のシンボルとされている。
少し上って行くと清水寺の方向の分岐点で産寧坂と二年坂とが交わる。 京都らしい情緒、風情のある佇まいで最も美しい景色が見られるところでもある。
巨大な観音様、霊山観音(りょうぜんかんのん)は高さ24m、優しい微笑を含んでいる。この霊山観音は日本の平和と戦争で亡くなった人々の冥福を祈るために1955年(昭和30)建設された。今日は都会の喧騒も無く、高台寺のゆるやかな参道も写真に納めた。
春光院のカリン(花梨)の木が実っていた。(青リンゴじゃないょ!)桜並木が紅葉していた。
天下を取った太閤秀吉が守護神とする「三面大黒天」、秀吉を出世させた小さな三面大黒天像は、ねね終焉の地である高台寺塔頭の圓徳院で現在、大切に祀られている。
三面大黒天は京都御苑から移築された御堂に安置されており、「大黒天、毘沙門天、弁財天」という三位一体で合体した神仏という。 ところで圓徳院の石蕗(つわぶき)は4,5日早くまだ蕾だった。
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