gottuan's room
~ らくさいの三宝路 ~
2012年10月25日木曜日
時代祭2012 その2
つづく・・・京都三大祭りと言えば下鴨・上賀茂神社の葵祭、八坂神社の祇園祭、平安神宮の時代祭である。今年の最後を飾る時代祭が22日、華やかに催された。
平安神宮の時代祭は平安遷都1100年を記念して1895(明治28)年に始まったとされる。 創建は118年と比較的新しく、京都の街起しの集大成とし平安京を造営した桓武天皇を祭神として神宮が建立された。過去の戦争や災害などで10回の中止の年もあったがことしで108回目を迎えた。
時代祭は京都人の心粋と誇りが織り込まれていて“風俗史の時代行列”京都の歴史を知る上でも華やかに大切に盛り上げる伝統祭事である。
鎌倉時代、城南離宮で行われた流鏑馬の狩装束の射手の武士の姿をしている。 平安時代中期、婦人列では2008年36年ぶりに新調された清少納言(唐衣裳)や紫式部の小袿(こうちぎ)は見ものである。
源氏の武将・木曽義仲の寵愛受けた「巴御前」は色白で髪は長く、容姿美貌で、愛馬に跨り戦場を駆け、太刀・長刀を手に勇壮な鎧姿を再現した。常盤御前は二児を連れている、慈悲深い和気広虫は多くの孤児を養育した。紀貫之の娘や小野小町、横笛の華やかな女性も現れた。
歴史は遡り桓武天皇平安京遷都延暦時代へと続いた。
祭神の乗る「ご鳳輦」白川女献花列、最後は弓箭組列、平安遷都の警備に当たる。
時代風俗行列巡行は人員約2000名、牛馬70頭で京都御苑から烏丸御池通から河原町の繁華街を通過し平安神宮に向った。巡行は約4,5kmの道のりで華やかに優雅に都大路を練り歩いた。 時代祭に使用される衣装祭具は当時の素材・技法を考証の下に忠実に再現、“他の都市では真似のできない『風俗史大行列』である。
豪華な歴史絵巻が彩る大行列は8つの時代に構成、京都御所に詰めかけた大勢の市民や観光客は広大な大パノラマに魅了した。今年の人出は約6万2千人であった。(完)
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