風光明媚な東山を借景に琵琶湖疏水を引き込んだ庭池を築き、木造平家屋建や桟瓦葺を用いた大玄関、能舞台、書院、洋室、書斎、茶室などの建物が配置されている。
明治時代、南禅寺から政府に上納したもので、2代目徳七は「敷地の半分を大池泉に・・・」という壮大な構想は「植治(小川冶兵衛)」の得意とするところであり、疎水を引いて東西に長い池を配し、「蘆葉」と呼ばれる舟茶室を浮べ、池のほとりには茶室や書院を並べる作庭であった。
数奇屋工匠、北村捨次郎が表構えや茶室に書院に創意をこらし11年の歳月を経て1928年(昭和3)に完成した。 野村別邸(碧雲荘)の内部などは一般公開されてないが玄関前の花菖蒲を見ることができる。
野村美術館もすぐ近くである。 趣ある邸宅の塀越しに咲く花菖蒲が見事で生命の喜びを、改めてこの季節が教えてくれているような気がした…
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