写真展・「ちいさな仲間たち」がギャラリー&喫茶 繭(下京区烏丸四条)で、5月17日~22日まで開催された。


この催しは、京都市山科区に在住する高谷 博氏が年一度、この時期に開催していて今年で8回目である。


高谷氏とは京都市洛南身体障害者福祉会館で何度か会う機会もあり、毎年この催しのご案内を戴いて5年を経過した。


高谷氏の写真展は綺麗な花にやってくる「ちいさな昆虫(仲間)たち」を撮影しているが、その詩情豊かな世界を情緒的に表現したいと願っていつも撮り続けているという。

足に障害を持つ高谷氏は「ロフストランドクラッチ」という歩行器を随時着用して、比叡山ガーデンミュージアムや京都府立植物園と滋賀県草津水生植物公園などに出かけて「ちいさな仲間や昆虫」を撮影している。左足は義足ため三脚や望遠レンズの持ち運びなど、重量の負担になり風景写真は不得意だが写真歴は28年になったと話し愛用のカメラはペンタックス・マクロ100mmを使用、ベルビア100Fのフィルム、グロッシー仕上げした写真の表面に“油絵の具の艶出し盛上げ済”を筆で塗る、写真と絵画を合体した方法である。


丁寧に仕上げた作品に出会うことは、写真展の大きな楽しみである。
特に今回は街中のお気に入りの店頭や場所を切り取った日本とは思えない作品は印象的だった。
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