お正月の準備にかかることから、お世話になった方々のもとへ挨拶に行く風習で、早々と飾り付けられた鏡餅を前にして「おめでとうさんどす」のあいさつが交わされ、着物姿の芸妓さんや舞妓さんは一重の鏡餅を持ち、京舞家元のもとへ次々と訪れて、今年一年のしめくくりと、「来年もおたの申します」とあいさつを行った。
師匠からは、「おきばりやす」と励ましの声が掛けられ、新しい祝儀の舞扇をいただいた。祇園界隈では事始めが済むと、年末にかけて多忙になり「おことう(お事多)さんどす」と、あいさつの声が聞かれるようになる。
この日、お世話になった方々のもとへ挨拶に行く風習で、芸妓さん舞妓さんたちが鏡餅を手に、師匠のもとへ向かう姿が見られる。
大勢の写真愛好家らが四条花見小路“一力亭”や白川巽橋など祇園一帯に集まって、芸妓さんや舞妓さんの艶やかな着物姿を写真におさめていた。
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