上京区の上御霊神社は今、境内の南側の堀一面にアヤメ科の“イチハツ”が見ごろを迎えている。地下鉄南北線で鞍馬口駅下車、すぐのところに御霊(ごりょう)さんがある。![アヤメ科の植物のなかで、いち早く咲くのでイチハツ(鳶尾)の命名の由来](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6_qFHR4_uFSx63pKMtcIKWZwIaJMIjNtprb67OAqJoXNaRKBsTyP_dR2hFw6qEJzrBjfPlVQeHBXzj1c7DoJKaFpHiNUM2Xh4fRVL8kg-Q3tjG4fj_6Ok0Sp4EiVF6G8IF3sPAqS_8cEc/s200/MEMO0020.JPG)
上御霊神社は平安京の守り神として崇道(すどう)天皇を祀ったのが始まりとされ、天災や疫病が流行し、災いを無くそうとした御霊信仰があり、いまも人々は心を鎮める御霊神社のお守りを授かっている。![境内のクロマツ](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjGSrx02myVEzzIm_evb3kbpJbIJiHcGSa9BeWmuxUnirTUSWMswLjG3RN4KiRXOjTXKGZqLl9I2EDDlEku-XQsRSeBXMR6htD5ob-RqOJcwUHC5syo79Ur9S3xaX7Y-DkWB0ILnT1UkCS9/s200/MEMO0034.JPG)
御霊神社の祭神の内の五柱は無念の思いを抱かれて亡くなられた方で、平安時代、863(貞観5)年5月20日に神泉苑で国家行事として行われた貞観御霊会だったという。まさに歴史は繰り返されるように、天災は忘れた頃にやって来る!
この度の東北関東地方の大震災に被災された方々には心よりお見舞い申し上げるとともに一日も早い復興されますことを願っている。![初夏を思わせるイチハツの紫色の花](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiRApaFG-MVnRdUU14qCLGy3hZY0kRkH1BYK0SKSpDfBudnyiLssN25aUcf2EI7YcBdknMmdMK9YvC01gXYaq1xezjirV47zM5pYpqvJLVXnpQMUs7hwXabl-A0uk0sVueGrFXgZIrgxftG/s200/MEMO0029.JPG)
同神社の南側には紫色の「イチハツ」の花が、堀一面に美しく咲き誇っている。
聞き慣れない名前の語源はアヤメ科の植物のなかで、”いち早く咲く”ので、イチハツ(鳶尾)の命名の由来といわれ、原産は中国で江戸時代に日本へきたという。
イチハツ(一八)の別名は、鳶尾(えんび)または鳶尾草といって花の中央の花柱が“鳶が羽を休めている様子に似ている”からという。![今年は例年より遅いイチハツ](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgc-wI7-2Kk-TrZOVAVjqaj039he-ha-4Ni0o6b9NCfdfChzs1L2w7PBTkOfV06Vw_gy3NlnP3nHhDxTbWcWMO0fCEzmDb-xRo9oEPd-t5gn5lJcCDu005E6-BqXh8SW-SNtXwgk5sPMToj/s200/MEMO0021.JPG)
イチハツの特徴は、外側の花びらの中央にトサカ状の白い突起があり花びらに少し濃い色で斑点模様がある。水がなくてもきれいな紫色の花を咲かせ、目に沁みる美しさだった。イチハツは南門外の堀のなかにたくさん咲いている。
アヤメやカキツバタと非常によく似ているが、イチハツは水がなくても花を咲かす。
上御霊神社の堀のイチハツはいま、ピークを迎えている。
![西門のお土産屋さんは変わった「からいた」で待っている](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjkDY2By4mx0solBxIubZ8lmOmSFTHkV-PnK8rR8GbhV9T-l-M-WtQ0G5NhXOL8pzncrEy95gT3os5trR9lRJJWMkcBGG9t9IIWC3LxpQimF2SmgzxNZy_aJKGd3FCRlIzMriSfELyn6xpx/s200/MEMO0036.JPG)
![花の中央の花柱が“鳶が羽を休めている様子に似ている”からという](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhyuYYFLbRFPYTdzNA5cpoZ_PK4V57dkTp5J4enCyctFozeTpdvNdGQWi_4C04rvpZ31Wt45492fAJutz4ySvaWJT-Gc4Zz35VVQgNX7QTy6z-F-CHixxyra0X8Oo2gYljchgb5cyVvXMzW/s200/MEMO0024.JPG)
この春、低温続きだったが、涼しげな紫色のイチハツは清々しく初夏の気分になった。同神社では5月18日に御霊祭が行われ、境内の拝殿には祭礼の提灯や巡行する三基の神輿も飾られていた。
<上御霊神社 イチハツ>
住所:上京区上御霊前通烏丸東入ル 電話:075-441-2260
拝観自由
交通:地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」下車、徒歩すぐ
この度の東北関東地方の大震災に被災された方々には心よりお見舞い申し上げるとともに一日も早い復興されますことを願っている。
聞き慣れない名前の語源はアヤメ科の植物のなかで、”いち早く咲く”ので、イチハツ(鳶尾)の命名の由来といわれ、原産は中国で江戸時代に日本へきたという。
イチハツ(一八)の別名は、鳶尾(えんび)または鳶尾草といって花の中央の花柱が“鳶が羽を休めている様子に似ている”からという。
アヤメやカキツバタと非常によく似ているが、イチハツは水がなくても花を咲かす。
上御霊神社の堀のイチハツはいま、ピークを迎えている。
この春、低温続きだったが、涼しげな紫色のイチハツは清々しく初夏の気分になった。同神社では5月18日に御霊祭が行われ、境内の拝殿には祭礼の提灯や巡行する三基の神輿も飾られていた。
<上御霊神社 イチハツ>
住所:上京区上御霊前通烏丸東入ル 電話:075-441-2260
拝観自由
交通:地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」下車、徒歩すぐ
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