入場門は宜秋門から御車寄、諸大夫の間の襖絵を見て移動する。快晴の空は澄み渡り、新車寄は大正天皇が即位のときに建設した。
朱色の承明門や紫宸殿をバックに写真撮影をする方が多い。小御所と御学問所の前には御池庭の池があり四季折々、様々な景色を楽しむことができる。御常御殿は天皇のお住いとして日常使用した御殿であった。屈折した遣り水を流し、土橋や石橋を架けた趣向を凝らした庭で、奥に茶室を構えているのが御内庭。
三ヶ所の休憩所も設けているが出口近くにあるお休み処には、桜の満開を愛でて大勢の方がデジカメやケータイで記録していた。震災や原発の事故、いま世の中を桜花爛漫で少しでも明るく心がウキウキ弾む喜びがあったらと感じた!
出口の清所門前には栴檀(せんだん)の木があり、初夏に淡紫色の5弁花を多数つけ、秋に黄色の丸い実をつけるが、直径70cmのコブができて2002年8月に切除処理したという!
木もコブができてしまうが植物も人間も代り無い・・・築地塀を南下すると大きなムクの木がある。この大きなむく木は苑内でも数少ないムクの大木で樹齢300年と言われている。公家屋敷であったことから「清水谷家の椋」と呼ばれている。明日は近衛邸跡のイト桜を紹介する。
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