女性の守り神として知られる市比賣神社は、祭神が全て女神をお祀りしていることから、厄年を迎えた女性の厄払い、良縁・子授け安産の祈願に来られる方のカップルが多く、全国でも大変珍しいとされている。
平安時代、神社の境内は平安京唯一の官営市場であり、全国から産物が集められ貴族から庶民多くの人々が商いの祖神とされ賑わってきた。
1927(昭和2) 年、日本で初めて京都に「中央卸売市場」が開設されたとき、ほぼ中央の構内に市比賣神社の守り神・分社「市姫神社」が祀られている。
3月3日のひいな祭は神事は神社で行われ、行事は、すべて近くの「ひと・まち交流館」で行われる。13時からは内裏雛などに扮する「ひと雛」や、五人囃子の雅楽に合せ、三人官女が桃の花をかざし、舞などが披露される。十二単や束帯の着付け実演、投扇興や双六・貝合せなどの王朝遊び、ひな茶の接待なども有料で行われる。
マンションの1階部分で神社とは気づきにくく、町並みに溶け込んでおった!このように神事は神社で、催しは交流館で行う最新式の形態をとる市比賣神社だがその歴史は古い。
<市比賣神社>
住 所:京都市下京区河原町五条下る一筋目西入る 電話:075-361-2775
拝観時間:9:00~16:30
拝観料金:境内無料
但し・ひいな祭の参観券(お守り・ひな茶付き)1,000円
ひいな祭会場…ひと・まち交流館
交 通:京阪電車「清水五条駅」下車、徒歩5分
市バス「河原町正面」下車、徒歩2分
駐 車 場:なし
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