仙台の街は奇しくも、豪華な七夕飾りがあり、この三ヶ日間七夕まつりが行われる。
偶然にも出合った伝統的な行事、仙台の七夕まつりを観ることにした。
仙台で七夕まつりの行事が始まったのは、京都に憧れ、わびさびを愛した仙台藩祖、伊達政宗公の時代に遡る。
仙台七夕飾りには、それぞれ深い意味が込められている。
七つの飾りには巾着(きんちゃく)無駄を戒めて富貴・貯蓄の心を養う。商売繁盛を願う。短冊(たんざく)は、学問や書の上達。紙衣(かみごろも)病や災いの身代わりに捧げた衣、また、裁縫の上達。折鶴(おりつる)は、家の長老と同じ数だけ折、延命長寿を願う。投網(とあみ)は、豊漁・幸運を寄せ集める意味もある。
吹流し(ふきながし)は、織姫の糸を象徴し機織の技芸の上達だが、吹流しはくす玉が多く付けられている。屑篭(くずかご)は、物を粗末にしない清潔と倹約の心を育てて、仙台七夕では七種類の七夕飾りである。
会場の七夕飾り見物コースは東一番町通と中央通、アーケード街、仙台駅周辺などである。また市内各地至るところに小から大まで合計3000本と言われる飾り付けがなされ街中が七夕一色になっている。因みに主催者の総費用は昨年は1億530万円要している。
流れる汗も苦にはならず、あっと言う間の仙台七夕まつりであった。
杜の都の夏を華やかにする、仙台七夕まつりは和紙と青竹で手作りされており、今年も優雅に街中を彩る。
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