4月の第四日曜日に行われる「神幸祭(おいで)」では、大社を出た六基の神輿が桂離宮の西方に着き、桂川を渡る船渡御(ふなとぎょ)があり多くの人々で賑わった。
この川渡りは、千年の歴史を持つ松尾七社の(大宮社、月読社、櫟谷社、宗像社、三宮社、衣手社、四之社)神輿六基と「月読社の唐櫃(からびつ)」は、本殿の御分霊を受けて拝殿を三回周回(拝殿廻し)後、順次社頭を出発した。
桂離宮西対岸から六基の神輿が順々に船で川渡しをする。
月読社も昔は神輿はあったが、洪水で流され唐櫃になったと言われている。
神輿を乗せた神船は手漕ぎ船で、輿丁の氏子たちはモーター付きの和船、桂川の川幅は約200m位、神船は船頭が櫓を漕ぎゆったりと優雅に、柔らかな陽射しのもと春風を受けキラキラ光る川面を進んでくる。
白い法被を着た輿丁たちは、「ほいっと・ほいっと」と威勢よく、足は踊るように跳ねながら、掛け声で担いでいた。
船渡御は1~3トンもある神輿を船に乗せたり降ろしたりのバランスがなかなか難しそうである。ダイナミックなこの祭りは勇壮で神輿川渡しはハイライトだ!
松尾大社の祭り御輿を勇壮に担ぎ、船に乗せて対岸に運ぶという伝統的な行事に約3時間も要した。雨天でも決行しているが、今日は雲一つ無い快晴で、神輿川渡しをするのは、又とない!
1000年の伝統をもつ神幸祭、船渡御は水面の色に神輿の朱の御衣(おきぬ)が映えて壮麗だった。(完)
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