仲源寺は浄土宗に属する寺院で、一般に「目疾地蔵」の名で人々に親しまれていて、第16番札所・洛陽33観音霊場で四条通大和大路東南にある。
「仲源寺は平安時代の治安2年(1022)、仏師定朝(じょうちょう)が四条橋の東北に地蔵菩薩を祭ったことに由来する。寺と地蔵菩薩の名の由来は、安貞2年(1228)の鴨川氾濫時に、勢多判官中原為兼が、防鴨河使になった際、この地蔵菩薩が溺れ人を救う姿を見、それ以降地蔵菩薩を「雨止地蔵」と称し、『中原』の傍らに人と水を添えて寺名としたことによる。
その後、信仰深い老夫婦の眼病を自らの右目に移し、苦しみを救ったという逸話から、いつしか「目疾地蔵」になり、現在も眼病治療に霊験があるとして広く信仰を集めている。
本堂の地蔵菩薩の傍らには室町時代の作といわれる「山越阿弥陀像」を祀る。また、観音堂には平安後期の春日仏師の作とされる木造の千手観音座像(重文)が安置されている」 ―京都市説明文引用―
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