2010年7月20日火曜日

松尾大社 御田祭(おんださい)

18日西京区の松尾大社で御田祭(おんださい)が行われた。祭の主役となる三人の童女の「植女(うえめ)」は、市の無形民族文化財に指定されている酒造の神様で知られる松尾大社は御田祭が営まれた
この御田祭は、五穀豊穣を祈る祭事で毎年7月に行われている。かつては陰暦6月13日~23日に行なわれていたが、明治以降は7月23日、昭和49年からは7月第三日曜に改められた。本殿で儀式が済み、稲の苗束を両手に持つ
若草色の装束に花笠をかぶった五歳の童女「御田祭」は古くからの神事で、室町時代にまで遡り、600年以上続く伝統行事で、田の害虫を防ぐ虫害駆除祈願と五穀豊穣を祈る祭という。また戦後混乱により、松尾大社の「神饌田(しんせんでん)」は失われたが、2006(平成18)年に土俵東北側に造営され、御田祭の神饌田神事が復活した。 拝殿を3周するがこの子は10歳で大きい!
植女と呼ばれる女児3人は、父親の肩に乗った寛永年間に、地元から選ばれた三人の童女が、祭の主役となる「植女(うえめ)」を務めることで知られ、市の無形民族文化財に指定されている。幼稚園の年長組みか、ママとパパは汗だくで頑張っていた
初めて観る光景で暑さにめげず懸命に役を務めた神事を終えた植女(うえめ)は、黄緑色の衣に花がさ姿に衣装を飾り、女児3人は父親の肩に担がれて授かった稲の苗束を両手に持って神職らと拝殿を3周した。 神職は神饌田に入り虫除け行事のお払いする
境内の神饌田に入る植女たち続いて、境内の神饌田では、清めた稲を田の四隅に苗を植え込んだあと、神職らがお払いする虫除け行事が行われ、ことし一年間の五穀豊穣を祈った。神職は虫害駆除祈願と五穀豊穣を祈る
三人の植女(稚児)は稲を渡す灼熱の炎天下で、女児ら担ぎ手の父親たちも汗びっしょりになりながら懸命に役を務め上げた。若草色の装束に花笠をかぶった植女たち、愛くるしい姿を見せると、大勢の参拝客や写真愛好家がしきりにカメラのシャッターを切っていた。 古式ゆかしい儀式、田植え祭を観た
神職は神饌田に入ってお祓いをする古式ゆかしい儀式、三人の植女(稚児)の女児たちよる山城地方に伝わる最も古い素朴な田植え祭の姿を今に伝ている。

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