2010年4月14日水曜日

平野神社 桜花祭

桜の名所として知られている平野神社は、毎年4月桜が咲くころ桜花祭は開催される。 本殿で神事
西洞院文昭氏の揮毫(平氏嫡流の公卿、天皇に取次言上する役)794(延暦13)年、平安遷都と同時に御遷座され、当初境内地は1.5km四方と広大で京都御所とほぼ同じであった。時の変遷と共に現在の200m弱四方になったという。バイトの若人たちは注意事項を覗ってた!
白雲桜、百年余の古木で美麗で優雅平野神社の正面は、“平野皇大神”の御神号額がある東の大鳥居である。北野天満宮の北門を出て左側(西側)へ数分歩いたところに「東大鳥居」がある。また西大路通り(西側)から入ると、境内一帯は桜の名所になっている。 織姫
拝殿としだれ桜生命力を高める神様の象徴として、平安時代の985(寛和元)年、花山天皇により境内に数千本の桜を植樹したのが起源とされていて、同社の神紋も桜である。行列は途中で一休み
元禄染織娘祭神は、第一殿から「今木皇大神(いまきのすめおおかみ)」は、源気新生、活力生命の神で、桓武天皇の母(高野新笠)の父方(朝鮮半島・百済から渡来)が百済王族との繋がりを持つことから王族の祖神という。騎馬武者
晴天の中、行列は進む第二殿は「久度大神(くどのおおかみ)」衣食住生活安泰の神で第三殿、「古開大神(ふるあきのおおかみ)」邪気を振り開く平安の神、第四殿「比賣大神(ひめのおおかみ)」は生産力の神で由来については諸説あるようだ。朝廷からの崇敬も厚く、平野神社の祭礼へは欠かさず役人が天皇に代わって参列していたという記録が残っている。また歴代天皇の行幸も高倉天皇まで19回を記録し、代々の皇太子も自ら奉幣を行ったというから、特別な扱いを受けていた神社であったと思える。平野神社は珍種が多い
露払いの鬼桜花祭は、花山天皇が行幸に由来する祭りで、明治期から氏子らが復活した。
恒例の桜花祭神幸祭が本殿で厳かに神事が執り営まれた。
境内は桜花爛漫、時代絵巻行列が13:00より地域を回る。まさに桜花祭に相応しく桜が満開に咲き誇るなか、行列が境内から出発、露払いの赤青の鬼を先頭に織姫、騎馬武者や流鏑馬列、平安公家、元禄染織娘など総勢200人の氏子らが神幸行列で町を練り歩いた。本殿の前は桜に手が届く
みなにこやかに江戸時代より『平野の夜桜』として桜の名所として全国に知られ、境内には、平野妹背、寝覚桜など特に珍種が多く現在でも約50種約400本の桜が咲き競っている。桜の下で琴の演奏
代表的名桜「魁桜」桜苑や境内では、3月28日〜4月19日クラシックを中心とした桜コンサート、琴や三味線の音色が奏でられて児童画を照らす静かな灯籠のもと珍しい桜を観賞できる。神幸行列は町を一周
境内にあるしだれ桜の大木平野神社の「桜花祭」は町内を巡行する華やかな春の祭典、訪れた多くの人々は時代風俗行列や満開の桜を楽しんでいた。
<平野神社:桜花祭>
住所:京都市北区平野宮本町1 電話:TEL 075-461-4450
拝観:境内拝観自由 (5:00~17:00)
交通:市バス「衣笠校前」下車すぐ。

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