2010年4月7日水曜日

敷地神社(わら天神宮)お弓祭

古くから安産の神さまとして“はら帯”天神「わら天神」と、信仰が厚い敷地神社は北区衣笠に位置している。
約20m先の直径約1mの大的にめがけ、矢を放って今年の豊作を願った
わら天神宮は春季大祭五穀豊穣を矢に託して春季大祭「お弓祭(大弓奉的)」の神事が行われた。
拝殿本殿から神主たちが出てくる北山天神丘に古代から祀られていた、祭神の木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は葛野郡衣笠村に降臨、土地の人々の信仰を集めてきた。みこしには鳳凰
わら天神宮のお守り1397(応永4)年、三代将軍足利義満が西園寺北山殿を山荘(鹿苑寺)として造営するにあたり、参拝に不便になったため両者を合祀、現在地に移転した。青竹製の弓と矢を・・
「神の矢」と呼ばれる神事木花開耶姫は夫の瓊々杵尊(ににぎのみこと)から貞節を疑われ、産屋で子を出産し身の潔白を示したと伝わる。藁(わら)天神は安産・子授かりの神として人々から親しまれる由縁である。見事、大的に矢が的中すれば豊作だという慣わし
氏子の間で代々、弓を射る作法を受け継いでいるいつもなら静寂な境内は、毎年4月に行われている伝統行事で賑やかな人出になった。これより本殿・拝殿では神事が執り行なわれる。わら天神宮のお弓祭は始めての体験だが、「神の矢」と呼ばれる先導者が青竹製の弓と矢を四方に放ち清める伝統神事である。このお稚児さんは兄弟だった!矢が大的に的中したら盛り砂に立てる
五穀豊穣を祈願する「お弓祭」は、烏帽子(えぼし)をかぶり、はかま姿の6人の射手たちは東西左右の白砂に座り都合三回行われる。次々と順番に立ち上がり、約20m先の直径約1mの大的にめがけ、矢を放って今年の豊作を願った。
お弓祭は氏子の間で代々、弓を射る作法を受け継いでいる伝統行事でみごとに命中すると、参観者から拍手が起こった。子ども神輿に、みな晴れやかだ!お稚児さんの渡御もあった
普段なら安産御守として藁が授与されることから妊産婦の参拝が多いのだが、この日だけは違う!また神輿、稚児等の行列があり祭りは華やかな雰囲気だった。
<わら天神宮・お弓祭>
住所:京都市北区衣笠天神森町 TEL:075-461-7676
拝観:自由
障害者:可
交通:市バス50号 急行101号、205号わら天神下車すぐ

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